月曜日の夕立ちはつめたい

走り出した気持ちが家出して戻ってこないときに書く

無事です

心は無事じゃないし、家の中も無事じゃないけれど、私たちは無事です。 私は被害の少ない場所に、パートナーと子どもは県外におり、直接顔を合わせてはいませんが、安否確認はできています。パートナーと子どもがいつどのように帰ってくるかも未定ですが、生…

うちらの実存、勝るあらめや

久しぶりにブログを書こうと思い立って開いてみると、前にプライド月間への恨み言を書いてから、実に1年が経過していた。私が「家族」のことを書こうが書くまいが生活は続いてゆくし、相変わらず本邦のプライド月間という概念もはりぼてのままだ。 そのはり…

そばかすの君へ、そばかすの私より

映画『そばかす』に、勝手に心を寄せさせて頂きました。Aスペクトラム当事者として、この映画が存在する「今」を嬉しく思っています。誰の、どこに、どれだけ「そばかす」があったって、別にいいじゃん。

私たちは星になんてならない

善き人間でありたい。ずっとそう思っている。思っているだけだ。 ぼろぼろ泣いている子どもを目の前にして、私は咄嗟になにも言えなかった。なにが善き人間だ。一番大事な人も救えないくせに。

記事翻訳:私たちは間違った存在ではありません+α

韓国にハンギョレという左派の日刊新聞がある。日本語版のサイトもある、主要紙のうちの一紙だ。 今月5日に掲載された記事にひとつ気になるものがあり、日本語訳はされなさそうなので思い切って訳してみた。元々ハンギョレは日本語サイトができる以前、有志…

私の愛を疑られるとムカつく

結構、嘘をつく方だ。

「ご希望の決戦日を書いてご提出ください」

校名の入ったスリッパって、一足いくらくらいなのかな 自分の人生が映画化されたとして、まあその映画の出来は置いといて、自分としては「ここ、山場だな」と思う瞬間がある。でもそれは他人の目から見ると、本当にまったく大したことのないシーンだったりす…

夏への扉、現在安全点検中

写真は「歯ブラシ買って帰ってきて」と言われた日のものだ。私はリ・ジョンヒョクの「分かってる」スタンプをひとつ送り返し、いつも使うドラッグストアに寄って、いつも通りの3本を買い物カゴの中に入れた。

「君は誰を好きだっていい」が言えない

昨日、プロポーズされた。 正直言うとあんまり意外ではなかったし、気も動転しなかった。 でも「ああ、ついに言いやがったな」とは思った。

記事翻訳:トランス女性の選択が社会にもたらすもの+α

この記事は、2月28日にこの世を去った韓国の軍人であるピョン・ヒス氏の一連の出来事について取り扱っています。自死に関する話題があります。 この件についての日本語の記事が乏しく、また存在する記事は最低限の内容しか訳されていない、またはLGBT報道ガ…

記事翻訳:my"BADASS"muse イ・ヨンジ

最近、韓国での性的少数者の立場の危うさを知らせるニュースが、日本のメディアでも日本語で記事化されるようになってきた。「最近こういうの多いよねえ」ではない。残念ながらずっと起きていたが、単純に日本語になっていなかっただけだ。

記事翻訳:とある70代の性的少数者の生と死との接し方+α

突然だが、今回はウェブ記事を翻訳した。 韓国の有名な、いわゆる中道左派と言われる週刊誌『時事IN』。たまに記事を読む。何人か好きな記事を書く記者がいて、そのうちのひとりがイム・ジヨン記者だ。彼女の書いた記事はここから読める。今月半ばに更新され…

好きだった君への果たし状

FANCY TWICE K-Pop ¥255 provided courtesy of iTunes ああ、多分あいつだ。キンキンに冷えた車のハンドルを握り締めて、私は視線の先でのったりのったりと歩く、ひとりの男を注視していた。その日はいわゆる真冬がはじまったばかりで、久しぶりの冷え込みに…